◆小指のメモリー◇

なんか
昭和の歌のタイトルみたいデスが
(笑)
ただ単に
自分の小指に関する思い出なだけデス


さっき
アレルギーで皮膚が痒くて起きまして
今回は左手小指が赤く腫れてました

「(あぁ〜、痒いなぁ〜)」
と思いながら小指を見てたら
ホント久しぶりに
昔付けた古傷に気づきました

いつもは
然程気にならないので
忘れてたのデスが
赤く腫れた事で
いつもより浮き出て見えて
思わず過去を思い出しまして

ケータイのカメラだと
分かりづらいので
モノトーンにした小指が

コレです

薬指が普段の肌色だとすると
小指の色味が濃く
若干赤く腫れた様子が判る
と思いますが
それは置いといて
小指第一関節端の下部分が
ポッコリ白くなってるのデスが
判るかな?

コレが昔の古傷ってヤツで
当時は冗談でもオーバーでもなく
皮膚だけでなく肉までエグれてました

その再生した部分が白くなってるのデスが
普段からマジマジ見るモノでもないので
殆ど気にならずに生活してマス
(笑)


メモリーは19歳の春
自分はちっさい頃から
『大学に入ったらやりたい事やってもイイ』
と言われ続けてたので
昔から我慢して勉強してました

一浪して入学した途端
一気にタガが外れちゃったみたいで
(笑)
まずは絶対やりたい音楽と
次に克服したい事が出来る部活と
ふたつに絞って
どっちにしよぉか迷いながら
結局は自分が本格的にバンド活動を始めるまで
二足の草鞋を履いていたのデスが

ひとつは音楽の出来る
「軽音楽同好会」
もうひとつは
「ヨット部(サークル)」でした

自分の克服したいモノとは
水と船(車)酔いでした

水には3つ程因縁がありマス

小1の時
田沢湖で見えない何かに
足を掴まれ湖に引きずり込まれた
誰も信じてくれず
溺れただけって事になったけど
スイミングスクールに通ってたのに
溺れたって事の方がおかしいって
何故誰も思わなかったんだろうね〜?

この後からよく
見えちゃいけないモノが見えたり
それで実害があったりしたんだけど
「(どぉせ誰も信じてくれない)」
と思って話さなかったので
当時を知っている人はいませんが
(笑)
でも一度だけ
金縛りで動けなくなってたトコを
母に助けられた事があったので
母もその事は憶えてたけどね〜

話が逸れたけど
コレが原因で
足の付かない場所が苦手になった
足が浮いてる感覚のある
高所もダメになる

1才頃
自分には記憶が無いけど
母が自分をお風呂に入れていた所
「ピンポーン」と鳴ったので
母は自分に
「(お風呂に)掴まっててね!」
と言って玄関へ
1分程話して戻ってみると
自分は滑って転んだらしく
お風呂で沈んでいたらしい

母のお腹の中の頃
羊水に浸かってる時だね
(笑)
出産時
自分は仮死状態でした

頭や首に臍の緒が巻き付いていて
意識が無かった為
先生が逆さ吊りにしたり
お尻を引っ叩いたりしたらしいけど
全く泣き声を挙げなかったのだが
最後に注射を打ったら
泣き出したそぉデス

まぁコレらの事を知るのは
もぉ少し後の事だけどね


船酔いや車酔いの原因も
だいぶ大人になった後に判るんだけど
耳の発達障害の話を前回しましたが
それが原因で
三半規管が異常を起こし
揺れに過敏になっているとの事
いやむしろ逆かな?
正常なバランス感覚を失って
常にフラフラしているって感じでしょうか

解っていれば対処法もあったのでしょうが
ちっさい頃は車に乗る度だったので
しょっちゅう父に嫌な顔されたり
怒られたりしました
日光いろは坂では歩いたりも
…(笑)

しかも昨晩知ったのですが
この三半規管の異常は遺伝性も強く
どぉやら母の遺伝だったよぉでした

結局
浮き足恐怖症は克服出来なかったけど
船酔いは1年かけてだいぶ改善されました

とまぁ
大人になる前に克服したかった事が
沢山あった為
足の付かない海と船酔い
「ヨット部」
って訳です

簡単に言うと
得意分野を伸ばし
苦手分野を克服する為に
大学でサークルを掛け持ちしてました
ってトコかな?
(笑)

あぁ〜
ホント導入部分だけで
長いよねぇ〜
…(笑)


とまぁ
自分はバンドとヨットを
してたのですが
傷が出来たのはヨット部ででした

コレ見てくれてるアナタは
競技ヨットの事とか
あまり知らないデスよね?

何故肉がエグれる程の傷が出来たのか
少し(いやかなり?)お話しマス♪


まぁ20年以上前の事で
自分の記憶も今のヨット事情と比べても
あまりに曖昧かもだけど
当時のイメージでお話しますね♪

競技ヨットは
クルーザーのよぉなエンジンも無く
ボートのよぉにオールで漕ぐ訳でも無い
風の力を受け揚力で走ります

ココで最近出て来た
当時の自分の写真を載せます

奥から覗き込んでいるのが自分デス♪

周りの海がキラキラツヤツヤに見える時は
そこは風が吹いていない
(海面に波が立たない程弱い風の海域)
「ラル」と言われる場所
(日本語なら「凪」)
そんな所なので暢気に写真撮ってマスが
風が強い
(海面が波立ち海色が濃い海域)
「ブロー」と言う場所ではこぉは行きません

写真のよぉに
J-2861と書かれた大きい帆を
「メインセイル」
ヨット前方にあるもぉひとつの帆を
「ジブセイル」と呼び
この2枚のセイルに風を受けて
ヨットは走ります
(ちなみにJ-2861とは)
(日本JAPANの2861番目のヨット)
(と言う意味なので)
(若い数字程古いヨットになる)

風には向きがあるので
風をセイルで巧く捕まえて走れれば
速く走れる訳だけど
その操作も全て手で行い
風向きや進行方向によって
セイルを操作するのですが

コレはヨットの内側の様子
殆どの操作は「シート」と言う
蝋燭のロウを塗り込んだ
色鮮やかな特殊なロープで行います

先程
風向きや進行方向と言いましたが
セイルに風を受けて走るので
向かい風状態(風に向かって)では進めません
ので
風上に向かって走る場合は
(風上に向かって舵を切る事を)
(ラフィング通称「ラフ」と言い)
風に対し45°の角度で走る事で進み
(風に対して斜めに進む)
目的地に向かう時は
何度も90°向きを変えジグザグに走る事で
(風上に行く為に90°向きを変える事を)
(タッキング通称「タック」と言い)
(このタックを繰り返して)
目的地の風上に向かいマス

逆に風下に向かう場合は
(風下はベアリング通称「ベア」)
後ろから風を受けるので
進行方向の制限は特にありませんが
巧く風を捕まえる為にはやはり
方向転換は必要になりマス
(風下はジャイビング通称「ジャイブ」)

この
ラフしてタックと
ベアしてジャイブを繰り返して
ヨットは走ります

コレが基本かな?

セイルは主に
メインとジブの2枚を使い
それぞれを結んだシートで操作しマス
(メインシートとジブシート)
メインシートと舵を握る人をスキッパー
ジブシートと船体バランスを取る人をクルー
と呼び
自分の乗っていた競技ヨット470級は
スキッパーとクルーの2人で船を操りマス

さっき自分の
のんびりしたヨット写真を載せましたが
基本470級は

こんな感じに
風を受け傾く船体を
クルーが身体を外に出し体重をかけて
バランスを取ります
このクルーの状態を
トラピーズ(英語の空中ブランコ)と言い
クルーが着るハーネスにフックを引っ掛け
宙ぶらりんになった状態で
ジブシート1本と自分の脚で
バランスを取りながら
船体を安定させる為に動き廻りマス

とまぁ
体力的に結構ハードなスポーツな上
直感的にも結構敏感さが求められ
戦略的な技術も必要とされる競技デス


そしてやっと
傷のお話の前置きに入りますが
(笑)
さっきセイルは主に
メインとジブの2枚と言いましたが
風下に向かう際にもぉひとつのセイル(?)

この写真のヨット先頭の丸みのあるヤツ
「スピネーカー(スピン)」を取り付け
凧揚げのよぉに3枚目を使って
風下に向かいマス

この写真では
風に対し真横や風下へ45°方向に走る
「アビーム」と言う走り方で
(ちなみに風上は「クローズ」)
(アビームより風下は「ランニング」)
流れる風の力が強い為
スピンシートは固定していると思われるが
練習時等は風を掴む感覚を叩き込む為
手でスピンシートを操りマス

風の力は思いの外強く
船体も簡単にひっくり返す程で
「沈(チン)する(ひっくり返る)」事も
しばしばありマス

セイルを操るシートは
動きをロック出来るストッパーにセットしたり
滑車を使ったテコの原理で
シートを引く力を軽減したりしてるけど
それでも特にメインシートは
強風になる程重くなり
結構力を使いマス

そんな中
スピンシートを固定しない場合
直接手で操るので
感覚的には
大人何十人もで上げる巨大凧を
ひとりで持つよぉなモノで
そのシートを離さないよぉに
ジブやメインより更に強く支える持ち方
があったよぉな気がしマス


お察し出来たかもデスが
そのスピンシートで擦り切れたのが
自分の小指って訳デス

シートに決まったルールがあるかは
分かりませんが
メインとジブは太めで
(径15~20㎜以上あったかな?)
拳を握ったらシックリくるサイズだけど
スピンシートは結構細く
(6~8㎜くらいかな?)
握っても風の威力次第で
スルスルと滑るので
指を使ってストッパーにしてた
と思う

さっきも言ったよぉに
船体を簡単にひっくり返すよぉな風の中
当時入部1ヶ月でロクな装備も無かった為
グローブもせず素手で1日やってたら
両手小指の側面が凹んでたので
消毒用の黄色い粉を詰めて絆創膏

自分だけじゃなく
一緒に練習した同期達もでした

翌日練習終わると絆創膏はとっくに剥がれて
更にエグれてた…
ので
先輩達の遺品のグローブを使い練習
指も無事だしグリップ力も上がったので
すぐさまマイグローブを購入しました♪


とまぁこんな感じで
アレルギー反応がきっかけで
小指の思い出を思い返す事になったのでした

今思えば
そこまでしてヨットやってるって
何でだったんだろうね
(笑)
船酔いも大変だったし
自分の船の先輩は厳しく
しょっちゅう殴られたりしたのにね
(笑)

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◆真・南の楽園へ(改)◇

〜どっかでまったりラーメン屋〜 って思ってたケドも、 最近は 〜Re:音楽(全般)〜 ってなったらイイなぁ〜♪ と感じている。